最後≠最高

最後の恋:朝井リョウ伊坂幸太郎石田衣良、萩原浩、越谷オサム

     白石一文橋本紡

 

文字通り恋愛についてのオムニバス作品

いろんな作家さんの作風を知りたかったので読んでみました

 

どの作品も内容がとっつきやすく、短いので読みやすかったです

男性の視点で書かれる恋愛小説はあまり読んだことなかったので

どれも面白かったですが、朝井リョウさんの作品が印象に残りました

誰もが経験したことのある学生時代をモチーフにしているからか

雰囲気を想像しやすかったせいかもしれません

 

全く知らない場所やもの、ことに触れて見識を深めるという

読書の醍醐味もありますが、新しいものを受け入れるのが苦手な私としては

そこにたどりつけません

やっぱり人の心は分からないままだと思います

 

手遅れ

女学生:太宰治

 

あらゆる女性の立場から一人語りを集めたオムニバス

あらゆる、とはいっても時代や置かれた立場がそれほど違わなかったが

だからこそ登場人物の考え方や感じ方の違いがそれぞれに描かれていて

人の頭の中を覗き込んでいるような感覚になりました

 

雪国:川端康成

 

タイトルと出だしの一節しか知らなかったので

雪国の秋口と冬の情景が丁寧に描かれています

最後まで島村と駒子はつかず離れずではっきりしませんでしたが

それがいいんだと思いました

終わり方が唐突で意表を突かれました

 

レインツリーの国:有川浩

 

一冊の本の感想をインターネットを通じて共有して実際に会う話

とってもうらやましいと思いました

今までの私ならフィクションなんだからこんなにうまくいくことなんてない

と思えましたがこの話には引き込まれてしまいました

なぜ男性の方はそこまで強気でいられるのかわかりませんでした

(ひねくれてひきこもる女性の考え方はとてもよくわかりますが)

同時になぜ私にはここまで本気でぶつかってくれる人がいなかったのだろうと

うらやましくもありました

でもそれはただの甘えでしかありません

ないものねだりを始めたらきりがありません

 

私と同じ立場にいてもこの本を読んで頑張ろうと思う人もいると思います

むしろ本を読むことの効果はそういう類のものだともわかっています

これ以上書くと暗い話にしかならなそうなので次は音楽のお話を

 

 

Bobby Brown - Every Little Step (CJ Mackintosh 7" Mix)

 

原曲のバリバリnewjackswing感も嫌いじゃないですが

このmixでハウスっぽくなってて好きです